◆松◆ ◆松◆ ◆松◆
◆ようこそ、PINE HILLへ◆
May/2004

皐月・May・5月

◆新緑の山◆

5月1日(メーデー)、天気は快晴。
東京も気持ちの良い朝でした。
新宿発8時30分の「あずさ7号」で帰ってきました、信州へ。
ゴールデンウィークのなかで、家族連れが多い列車でした。
車窓からの山々は美しい日本の春を映していました。
皐月、五月、一年で最もさわやかな季節。
新緑の山の彼方、中央アルプス、空木岳、南駒ケ岳などの雄姿です。



◆とある五月の早朝の日に◆

5月14日早朝、陸上競技にエントリーする二男を駅まで送っていった。
今日から3日間に渡って競技が行われるのだという。
前日は大雨だった。
このところ五月晴れといった日が少ない。
ゴールデンウィークは4日、5日と連休にした。
両日とも雨だった。
4日は雨の中を飯田市に入院している同級生を見舞った。
1月半ばから持病が悪化して闘病を続けている。
5日は長男を松本市まで送っていった。
7日8日は東京、9日10日は雨、11日12日も東京に出張した。
13日は朝から田植えをした。
4条植えの歩行型の田植え機で、4反分を約4時間で植えた。
途中から風が強くなり、雨が降リ出した。
休みを取らずにひたすら植えた。
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この季節は、田圃に張られた水面が鏡となって、地上と天上を融合させる。
鏡は「神」に近いという。
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二男は100m×4リレー、400m、200m、400×4リレーに出場。
リレーは決勝まで残った。



◆田植え後の水鏡(中央アルプス)◆

その昔、田植えは大勢の人手がかかる大仕事だった。
近所の農家と「結い」を結び、助け合いながらすすめた。
子供達も手間の一翼を担っていた。
農繁休業(お手伝い休み)ということで学校も休みになった。
その昔は、何日市も何日も、場合によれば一ケ月ほどは田を植えたという。
今は機械化され、我家の田植え機は年に半日動くだけである。
日本農業は高コストだといわれるけれど、
短期間に最も機械化された業種ではないかと思う。
私の記憶の中には、父が牛を使って、田ごしらえをした記憶がある。
その後は耕運機、トラクターと進化していった。
アルプスは、ずっと昔から、そんな人間の生業をじっと見つめてきたのだろう。



◆田植え後の水鏡◆

15日早朝5時半に駒ヶ根を出て、東京での結婚式に出席した。
天気は久しぶりの快晴。
信州は、アカシヤ(ハリエンジュ)の花が満開の季節。
途中の山々は若葉青葉がまぶしかった。
25歳同士の二人は、五月晴れの空の下、
仲間に囲まれて、天子の庭(エンゼル ガーデン)で夫婦となった。
二人の前途に幸多かれと祈った。



◆切石公園◆

18日朝、出勤途中の切石公園。
山ツツジの花が緑に映えている。
例年より早い花の開花。
燃えるような赤い花に初夏の訪れを感じるのは、
私だけではないと思う。



◆大田切川と中央アルプス◆

このところの降水で大幅に水かさを増している大田切川。
一雨くればたちまちにして増水する。
日本アルプスの山々は高く険しい。
アルプスに降った雨は三日程で海にたどり着くという。



◆雲上の峰◆

このところ雨の日が多い。
すっきりとした、爽やかな、五月晴れ、とはなかなかいかない。
今年はまるで、4月が五月晴れで、5月が梅雨のようだ。
アルプスの雪解けも早い。
「雲開けて 新緑の峰 ツバメ飛ぶ」
「五月雨に 行方定めぬ 花筏(はないかだ)」



◆ルピナス◆

たまたま通りかかった道端の畑の一角に見事なルピナスの花。
ルピナス、和名を昇り藤(ノボリフジ)。
様々な色の花々が競う合うようにして咲いている。
これは宿根ルピナスという園芸種だという。



◆養命酒の芍薬畑◆

テレビコマーシャルで有名な、養命酒 駒ヶ根工場。
工場の入口には満開のシャクヤクの花々。
五月の風を受けて今を盛りに花開く。
何処からとも無くアカシヤの花の香が漂い、爽やかな香りの共演。



◆芍薬(シャクヤク)◆

5月30日、久しぶりに一日全休にした。
部屋の片付けや、パソコン内の片付けをした。
今朝は早朝6時から耕地のゴミ拾い。
ゴミゼロの日で、大人だけでなく子供も一緒に地区清掃をした。
美しい地域の創造が、ひいては安全・安心・快適な住環境の創造につながる。
ガラスの割れた窓、シャッターの落書き、捨てられたゴミの山、
汚れた街は、不思議と治安の悪化に繋がり、犯罪が増加するという。
花や緑がもたらす効用は、人間社会において計り知れないものがある。




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