◆光前寺・本堂◆





宝積山・光前寺は、

中央アルプスの山懐に抱かれている天台宗のお寺です。

中央道駒ヶ根インターから車で約3分。

樹齢数百年に及ぶ杉並木、

境内を囲む林はそのまま木曽山脈に続いています。

南信州随一の伽藍を構える古刹であり、

境内は七千七百坪におよび、国の名勝に指定されています。

私が幼い頃からの遊び場でした。





roots


◆杉並木と参道◆ 天台宗・宝積山・光前寺の歴史は古く、 開山は貞観2年(西暦860年)にさかのぼります。
不動明王を御本尊として、本聖上人によって開かれました。 本聖上人は慈覚大師(円仁)のお弟子さんでした。 古くは武田家、羽柴家の武将の保護を受け、 特に徳川幕府からは、地方寺院としては破格の朱印六十石と、 十万石の大名格を与えられ、学問寺として隆盛をきわめました。

◆三重の塔◆ かつては信濃五大寺の一つに数えられ、 信濃における天台宗の大寺でした。
信濃五大寺とは「戸隠山、善光寺、更級八幡神宮寺、 佐久津金寺、光前寺」と記されています。 寺領が大きかったばかりでなく学問寺として、 天台密教の修業地としての重要な地位を占めていたのです。
また、霊犬早太郎の伝説が伝えられています。

◆山門◆ 明治以降の廃仏棄釈の政策によって、多くの末寺が廃寺となり、 規模は小さくなりましたが、現在でも県下随一の広さを誇っています。
かつては学問寺にふさわしい山寺で、 本堂の裏から木曽山脈まで続く山々に囲まれた清閑な場に、 仏様と向かい合い、ご先祖様と語り、 また自の心を見つめるにふさわしい所でした。 しかし、近年は訪れる観光客で賑わいを見せています。

◆小原元祖一千年供養等◆ 本堂の近くに、 南信州ではここだけという「三重の塔」が建立されており、 その南に杉の巨木に抱かれるようにして、 小原氏一族の墓があります。
その内に万永元年に建てられた「小原元祖一千年供養塔」の碑があり、 私たちの先祖はその昔、 比叡山のふもと京都は大原の里から、 光前寺建立のためにこの地に移り住み、 村を開いたと言い伝えられています。

◆早太郎伝説
◆雪の光前寺
◆光前寺の夜桜
◆春の光前寺
◆光前寺(公式サイト)


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