 
  
里の秋は日ごとに深まっていく。ましてやお山は真っ白だ。 
我が家の柿は豊作だ。見事な朱色に色づいて、烏が時おりご相伴に預かっている。
  
 
  
駒ヶ根高原から見る中央アルプス。 
白樺も木の葉を落とし、裸木となって冬を迎えようとしている。
  
 
  
11月5日早朝、前の日からの雨が雪に変わっていた。 
例年よりかなり早い降雪だ。今年の11月は例年になく寒い月になるらしい。
  
 
  
11月6日7日と札幌にて会議があった。 
生まれて初めて北海道の土を踏んだ。 
札幌駅の近くのホテルに宿泊。 
窓から眼下に北大のキャンパスが見えた。 
会いたくなってクラーク博士に会いに行った。 
「Boys, be ambitious !(少年よ、大志を抱け!)」 
  
 
  
今年の冬は暖冬だというけれど、11月はかなり寒い。 
立冬を過ぎ、山は吹雪で真っ白。高い峰から順に落葉して、里は今、秋真っ最中!
  
 
  
唐松は黄金色に色づき、峰の彼方は白銀の世界。 
やがて唐松が落葉し、木枯らしが幾つか吹けば、この峰も白一色に染まるだろう。
  
 
  
我が家の回りも、しっかり秋。 
小春日和の束の間の、柔らかな光の中に、生き残ったとんぼが空を舞う。
  
 
  
快晴の日の朝、中央アルプスはすっかり雪化粧した。 
写真を撮影してまもなく、あたりは川面を上ってきた朝霧に包まれていった。
  
 
  
真赤に衣装を変えた山躑躅。 
あの緑の葉がこんなに赤く染まるなんて、まさに神のなせる技。
  
 
  
11月19日夕刻、土手草を焼く煙がたなびく駒ヶ根市街。 
千丈岳、甲斐駒ケ岳の北、鋸岳付近から、満月の昇るを見た。
  
 
  
幾重にも幾重にも重なった峰峰の彼方、満月は解き放たれた。 
日が沈むと同時に昇った月に、あたりは俄かに暗さをまして、夜の女王を迎えたのであった。
  
 
  
11月24日、小春日和に裏山を歩けば、クヌギの林に落ち葉たちが戯れていた。 
紅葉に彩られたトンネルを抜けると、眠っていた五感が蘇り、只ひたすらに思い出を探していた。
  
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11月27日午後10時43分30秒、アクセス数が100000件を越えました。 
1996年3月30日にホームページを開設して以来7年半が経ちました。 
駒ヶ根市では最初のホームページでした。 
これからもマイペースで、更新していきたいと思います。
  
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今月は6日7日札幌、11日12日東京・千葉、14日名古屋15日神戸、 
20日21日鬼怒川・会津田島、27日28日東京・千葉、と出張でした。 
季節は秋から冬へ足早に変わっていきました。
  
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