◆松◆ ◆松◆ ◆松◆
◆ようこそ、PINE HILLへ◆
March 2007

弥生・March・3月

◆早春の里◆

3月1日、快晴。
全国的に暖冬の話題が続いている。
冬物が売れ残り、店頭には既にガーデニング商品が並んでいる。
雪国では、少ない雪に、スキー場が泣き、
除雪を稼ぎにしていた建設会社なども悲鳴をあげている。
梅や桜の開花が2週間から1箇月ほど早いという。
地球温暖化という環境異変に、彼方此方で変化が起こっている。



◆JR飯田線◆

3月2日午後、一人のガーデナーに駒ヶ根を案内した。
ハウス園芸家や大規模農場経営者を訪ねた。
まちづくりは人づくり、その地にどのようなスキルを持った人々が、どれだけ住んでいるか。
「よそ者、若者、ばか者」が活躍できる環境がどれだけあるのかが、問われている。
夜は、駒ヶ根ともしび歌声喫茶実行委員会を開いた。
4月28日(土)駒ヶ根総合文化センターにて、「春の歌声喫茶in駒ヶ根」を開催する。
今回も、ともしび新宿店から出前で、3名の方にお越しいただく予定となっている。



◆北村さんちの早咲きの水仙◆

中割の北村さんのハウスの横の早咲きの水仙。
2月から咲き始めたという。
早咲きとはいえ、異例の早さだ。
北村さんは球根を養成するために、数箇所の休耕田に100万本の水仙を育てている。



◆春の雪◆

3月11日(日)前の晩に降り始めた雨は雪に変わっていた。
啓蟄(6日)を過ぎた頃から再び冬型の天候に戻り、朝晩は肌寒い日々が続いている。
日本で最も早いといわれる静岡のソメイヨシノは、開花が早まったり、足踏みしたり、不自然だ。
この日、伊那市長谷で開かれた「雑穀フォーラム」に参加。
「雑穀はブームではなく必然になる」という、
信州大学農学部の井上直人教授のお話しはとっても刺激的だった。
遠く岩手県花巻市からみえた伊藤正男さんのお話しには、かなりの力が入っていた。
15日16日は東京に出張した。
16日の朝、東京は雪が舞い、観測史上最も遅い初雪となったという。



◆赤石山脈◆

17日(土)午後を休日にして、歌舞劇団「田楽座」の手良公演(伊那市)を鑑賞した。
先月の中沢(駒ヶ根市)に次いで2回目となった。
なぜなら、出演者の一人の最終公演だったから、だ。
家庭の事情で、今月いっぱいで、座を去るという。
すばらしい笛や太鼓の技に感動を受け、また南京玉簾や恵比寿様の演技は心に残るものだった。
春は旅立ちのとき、一人の女性の人生劇場に、涙が止まらなかった。
いつの日にか再び舞台に戻ってほしいと願わずにはいられない。
そして、きょう17日、飯田線を走っていた118系湘南電車が最後の日を迎えていた。
お二方とも、長い事ご苦労様でした。



◆駒ヶ根自然樂校◆

チェーンソー講習 ログプランターの製作 完成したログプランター 栗田宏武さんの作品

18日(日)、久しぶりに一日休日とした。
そして、「駒ヶ根市ふるさとの家」で開催された「ログハウス入門〜ログプランター講座」に参加。
40名を越える参加者があった。
朝10時から夕方4時まで、森の中で非日常の世界を樂しませていただいた。
ログハウスのインストラクターは、この世界ではTVチャンピオンにもなった栗田宏武さん。
自然暮らしの会」から加藤和多可さんや下田一人さんらがみえた。
初めて本格的なチェーンソーの使い方を教わり、ログプランターの製作に挑戦。
丸太をチェーンソーでくり貫くことを初めて体験。
無骨な仕上がりだけど、素朴な感じの良いできだったと自己満足。
時間とお金があれば、病み付きになりそうな、楽しい時間だった。
やはり、自然の中で、物を造るという事は、楽しい事だ。



◆山の小道◆

3月19日、早朝の気温はー5度C。
新潟、北信濃は積雪30cmだとか、まさに「早春賦」の世界だ。
駒ヶ根は南信州、晴天の日々が続いている。
日中は気温が上がり暖かい。
20日の午後には、東京からお客様が見え、地元を案内した。
伊那市、駒ヶ根市、飯島町、最終的には松川町のまし野ワイナリーまで。
夜は同好の仲間と食事会。夢が広がる話しに心が弾んでいった。
翌21日、春分の日、駒ヶ根東伊那のふるさとの家や駒ヶ根高原美術館をめぐって勤務先に出勤。
あらためて伊那谷の景観のすばらしさと多様性を見つめなおした。



◆白梅の花◆

3月22日は名古屋に出張。
様々な春の花が咲き乱れ、あらためて気候の差を感じさせられた。
天気は晴れから曇り、曇りから雨と急激に変化し、
お彼岸頃のめまぐるしく変わる天気を体感。
23日夜には駒ヶ根太鼓保存会の出演部の年次総会、
翌24日は駒ヶ根花と緑と水の会の年次総会。
一つの季節が終わり、新たな季節が始まる時、冬から春へ、いわば再生の季節。
光の春、花の春、青春の時・・・・・・・・。



◆雅叙園◆

3月26日(月)東京に日帰りの出張。外堀公園の桜が満開。
中一日明けて28日、再び東京へ研修旅行。
上野の森でレオナルド・ダビンチの受胎告知を鑑賞。
ダビンチは凄い!彼が現代に生きていたら何をすることだろうと想像した。
昼食は雅叙園でいただいた。
イタリア・ルネッサンスと東京目黒の料亭、その相違に思わず微笑が・・・・。



◆早春の東伊那◆

30日(金)未明より春雷の音、時に激しく降る雨。
統一地方選挙の告示日、長野県議会議員の選挙運動の初日。
出陣式は雨の中かと心配するも、8時頃には雨は止み、やがて曇り空から晴れ間が見えてきた。
駒ヶ根は当初予測された通りの一騎打ち、
伊那市は無投票かと思われたが、直前で候補者が一人増え選挙戦に。
上伊那郡部は定員二人に対して、四人が立候補する激戦区。
投票日は来月8日。
この日、二男が松本での学生生活を終え駒ヶ根に戻ってきた。4月からは自宅から通うことになる。
31日(土)夜は飯田市において伊那谷文明維新塾。
浜松からお越しいただいている林英臣先生による、大和言葉についての御講義。
・・・・・・・、日本語を話すことによって日本人になる。
日本語のもつすばらしさを改めて見直すとともに、民族の言葉、国語の持つ力を再認識する。
21世紀は環境の時代だといわれている。
一方、20世紀は戦争の世紀だといわれたが、21世紀は災害の世紀だといわれるかもしれない。
地球の急激な環境変化によって、人類は様々な天変地異、天災、災害に見舞われる事だろう。
人口爆発、地球温暖化、人類史上未曾有の出来事が頻発する時代。
もしかした、日本語の持つ力が、日本語的な考え方が、解決の糸口になるかもしれない。




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